新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

違いを認めれば、チームは強くなる

ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ> (字幕版)

 

「ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影〈シャドウズ〉」(原題 Teenage Mutant Ninja Turtles: Out of the shadows)

 

 シュレッダー討伐から1年。レオナルド、ラファエロミケランジェロ、ドナテロからなるタートルズは影の中から街を守り続けていた。

 そんなある日、タートルズの理解者エイプリルからある連絡が入る。それはシュレッダーが脱獄を計画しているというものだった。阻止するため動き出すタートルズ。しかしシュレッダーは転送装置という未知の技術をもって逃げ切ってしまった。

 シュレッダーが転送されたのは宇宙の遥か彼方だった。そこにいたエイリアンクランゲはシュレッダーにある液体を渡し、地球に散っている3つの宇宙物質を集めるように命じた。

 地球に戻ったシュレッダーは液体を使い2人の犯罪者ビーバップとロックステディをイノシシ人間とサイ人間に変え宇宙物質を探し始めた。阻止するため再び立ち上がるタートルズ、しかし、液体には自分たちを人間に戻す効力があると判明し、チーム内に不和が訪れ始める…

 

 マイケル・ベイ製作版「ミュータント・ニンジャ・タートルズ」の2作目です。リアル路線で描かれたタートルズの活躍を描きます。今作からは敵キャラビーバップとロックステディのおバカ二人組の登場や、新たな味方ケイシー・ジョーンズの登場により、ストーリーも大幅にボリュームアップしております。

 ちなみにケイシー・ジョーンズ役はアローでオリーを演じているスティーブン・アメル、相変わらずかっこいいです。

 

 

 

 

  

 さて、今作のメインのテーマは…多分チームの絆。普段から一緒にいる兄弟であるが故に溜まる不満、互いが違うことを認める第一歩を歩むまでのストーリーとなっています。多分と書いたのはチーム内の不和が芽生えるまで地味に時間がかかり、しかもその割に解決までがフワッとしているため、メインとして添えられている感がなかったから。こう見ると似たテーマで描かれていたガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのVol.2の出来が如何に良かったのかがよくわかります。マーベル好きとか差し引いてもね。

 

 

 

 

 さて、では今作の見どころは何処にあるのでしょう?

 

 ずばり、キャラクターの軽快さ。これが魅力でしょう。

 忍者であるため、敵のフットも味方のタートルズもクルンクルン宙を舞い、画面を行ったり来たりします。まずこの動きが見ていて本当に楽しいです。OPのキャラクター紹介がてらのピザ争奪戦からもうわくわくします。

 

 そしてもう一つ軽快なものが…それは…彼らの会話。

 むしろこっちのほうが軽快で面白いかもしれません。ビーバップとロックステディのどうしようもないくらい頭の悪い掛け合いに、初めてタートルズをみたケイシーをからかうタートルズ。一つ一つの掛け合いが面白くてくだらなくて笑いを誘います。この会話だけでも見る価値ありかも。

 

 

 

 

 

過去は変えられないけれど、それでも前に。

ディセンダント2

 

「ディセンダント2」(原題 Descendants) 主演 ダヴ・キャメロン

 

 無事にベンジャミン(以下ベン)と無事に結ばれたマルだが、来る婚礼の準備は心がすり潰れてしまうくらい苦しかった。やらなければいけない事が多い上に、”本物のプリンセスじゃない”というコンプレックスの苦しみから、やがてマルは魔法に頼るようになっていた。そして、心のどこかでロスト島の生活を再び望むようになっていた。

 やがて嘘は破綻を招くことになる。ベンに魔法を使っていたことがばれてしまったことで、マルはロスト島へ逃げ出してしまう。

 すぐにロスト島に向かうベン、イヴィ、カルロス、ジェイ。しかし説得を試みていているうちに、ベンが攫われてしまう。攫ったのはかつてマルに小ばかにされていた…そしてオラドンに招待されなかったことを嫉妬していたヴィランの子どもたちだった。彼女たちのリーダーでアースラの娘ウーマは交換条件としてフェアリー・ゴットマザーの魔法の杖を持ってくるようにマルに命じる。果たして、ベンの運命は。そして、2人は再び結ばれるのか…

 

 予告通り、ディズニーチャンネル・オリジナル・ムービー「ディセンダント」の続編「ディセンダント2」です。新しいヴィランの子どもの登場や、前回チョイ役だったムーランの娘の活躍、そして海賊船上でのアクションシーンなど大幅にパワーアップしております。あとカルロスの犬のデュードが魔法で喋るようになった。

  

 さて、今回登場したヴィランの子どもは3人。

まずは画像にも登場しているウーマ。上述した通りアースラの娘です。

Little Mermaid Ursula Disney Vynil車ステッカーデカール???選択サイズ Large: 7

 ウーマはマルに激しい恨みを抱いており、オラドンに行けなかった嫉妬だけでなく、マルが幸せなことも許せないと感じています。しかしながら、マルやベンからは昔のマルに似ていると評されています。

 

 そのウーマに付き従っているのはフック船長の息子ハリーとガストンの息子ギル…なんですが、正直大した活躍は無く、悪者A、Bって感じ。画像もまぁ…いいかな。

 

 今回のストーリーは次作ならではの、4人の子どもたちの絆の強固、過去への苦しみ、新しい関係が描かれています。ディズニーでファンタジーでありながら、王道的な青春映画って感じですね。

 ちなみに、今回もベンは正確イケメンとしての魅力を発揮しまくっていました。こいつの出来が良すぎるせいで展開が結構裏切られます。多分、父親のビーストと違わせるための性格イケメンなんでしょうけどね。だってマルが逃げた後意地も張らずに速攻で追いかけて謝るんですよ?こんなんされたらこじれようが無いわ。

 そして主役4人は大幅に成長。全体としては男子女子だった関係が4人の仲間に。イヴィはマルの親友として活躍しまくり、男子2人は舞踏会に誘った女の子を通して成長しました。

 また、もう一つのパワーアップとして、曲もかなりキャッチーな出来栄えになっていました。まぁ前作から2年経ってますから、最近の(2017年の)流行りにそぐわしているだけなんでしょうけどね。今回のアレンジは”kiss the girl”でしたよ。

 

 そして、今作では前作には無かった”次作への匂わせ”が行われました。海外では次作が確定していなくてもお遊びでそういった事がよく行われますが、今作は実際に次作が2019年に公開されるようです。まぁ人気作品であることが納得の出来ですしね。次作では恐らくディジー(今作で登場したドリゼラの娘)の活躍も増え、オラドンはよりにぎやかになるのでしょう。ディジーはかなり良いキャラクターだったので、彼女の活躍が、そしてまた登場するであろう新たな子どもたちの活躍が楽しみですね。

親で子どもを判断するな。

ディセンダント

 

「ディセンダント」(原題 Descendants) 主演 ダヴ・キャメロン 

 

 ベルとビースト…あまりにも有名な名カップルの美女と野獣の二人は周辺の国を統合し、大きな国家オラドン合衆国を作り上げた。その際、国王になったビーストは悪者…いわゆるヴィランズをロスト島という島に閉じ込め、結界で閉じ込めた。

 それから幾ばくかの時が経った。ビーストの子供ベンジャミンは王位継承を機に、ある行動に出ることにする…それは、ロスト島にいるヴィランズの子孫達をオラドン王国に招待する、といったものだった。悪いのは親、新世代に機会を…そう思ってのことだった。

 ロスト島に閉じ込められているヴィランの親たちもこの提案には賛成だった。もちろん、改心したわけでも、子どもの将来を案じたわけでもない。子どもたちの転校先、オラドン高校の校長フェアリー・ゴットマザーの魔法の杖を子どもたちが持ち帰れば、再び世界を支配できると計画したのだ。

 こうして、ヴィランの子供たちによるヒーローの世界での生活は始まった。初めこそ杖の奪還だけを考えていたヴィランの子どもたちだが、青春時代や恋を経ているうちに心境に変化が訪れ始める。

 

 

 もしディズニー作品の有名キャラクターに子孫がいたら…?という妄想的な発想を実写化した本作、メインキャラクターだけでなくチョイ役のキャラクターたちまでしっかりディズニーの親だったりします。ちなみにアマゾンプライムで視聴しましたが、ディズニーチャンネルのオリジナルムービーです。ハイスクール・ミュージカルと同じ監督作品であり、ディズニーチャンネルの作品という事もあり、納得のディズニー感です。実は、職場のパイセンにずっと勧められており、Netflixに来ないかなぁと思っていたらアマゾンプライムの方にあり、視聴に至りました。

 

 さて、今作のメインキャラクターは表紙画像の四人。まず手に緑の炎を纏っているのが主人公でマレフィセントの娘のマル。

ディズニーFineアートギャラリーWrapped Giclee???Maleficent 's Fury by Tim RogersonからSleeping Beauty

一番ヴィランしていて、マレフィセントに認められようと頑張っています。それ故に彼女の葛藤の心の動きがストーリーのメインですね。諸事情でベンジャミンに惚れ薬を飲ませたものの、自分もまたベンジャミンの魅力を感じ始めてしまい、母の思いと自分の思いの齟齬に苦しみます。

 

 そして青い髪の少女が白雪姫の女王の娘イヴィ

ディズニー 白雪姫 女王 原画 セル画 限定 レア Disney 入手困難

 

 プリンセスに憧れを抱いており、裁縫だったり料理だったりが得意です。一応マルに協力的な方(残り二人も協力的なんですけどね)で、途中からは勉強の楽しさに気づきます。

 

 そして真ん中の白髪がクルエラ・ド・ビルの息子カルロス。

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 親の教えのせいで犬が怖いと思い込んでいますが、オラドンに来たことで犬の可愛さを知ります。割と速攻でオラドンに心を許し、久々に親とテレビ電話をした時なんかは普通に反抗しました。

 

 そして最後の一人はジェイ。ジャファーの息子です。

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 どっちかといえばアラジンの息子じゃね?ってくらい手癖が悪く、盗むのが趣味な彼ですが、オラドンで行われている「トー二ー」というスポーツの才能を見出され、オラドンでの生活が楽しくなってゆきます。

 

 さて、そんな4人を中心に繰り広げられる今作。テーマはタイトルにもある通り、親と子どもの関係です。4人は親がヴィランというだけで偏見の目に晒されます。親のせいで貼られたレッテルは子どもを呪いのように蝕みます。子どもたちの世代はその程度ですが、途中で登場する彼らの親や祖母は直接の被害者でもあるため、よりキツく当たります。親は関係ない…皆頭では分かっているのかもしれませんが、感情とは難しいものです。まぁ、子供たちは割と周りの目にはそこまで傷ついておらず、じゃあ”自分たちはどうなのか”というのがメインですけどね。

 今作で有能だったのはベンジャミン。王になるだけあって、かなり聡明です。というかベンジャミンは初めから”親は関係ない”という考えをしっかりもっています。だからこそ4人を呼んだわけですし。王子っていうと頭空っぽ系が多いですが、それはシンデレラの息子のチャドが担当してます。ベンジャミンはまぁ親がね、愛を学ぶストーリーの果てに人間に戻れた親ですし。

 正直、ディズニーチャンネルの作品ってティーン向け色が非常に強いので、青臭さがなぁ…と思いながら見た作品ですが、舐めてました。全然面白かったです!ディズニー作品の小ネタが多いので、ディズニー好きで食わず嫌いしている人は必見の一本ですね!”Be Our Guest"のアレンジは熱い。もちろん、一本の映画作品として仕上がっているので、ディズニーが詳しくなくても問題ありません。

 明日は2、見ようかなぁ!

 

 

ディセンダント (吹替版)

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ディセンダント [DVD]

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遠回りばかりだけど、たまには素直になって

youtu.be

 

「ずっとあなたを待っていた」(原題 Been So Long) 主演 ミカエラ・コーエル

 

 シングルマザーのシモンの毎日は大切な娘であるマンディの為に尽くすことだけだった。彼女が幸せでいる事だけがシモンの全てだった。

 そんなある日、シモンは友人に誘われて、久々にロンドンのカムデン・タウンに繰り出すことになった。出会ったのは、その時だった。運命なのか、偶然なのか、バーに訪れた男レイモンドとシモンはすっかり意気投合した。出所して間もないこの男の優しさはシモンの”自分と娘だけの世界”を少しだけ大きくしてくれた。

 しかし、だからといってはい両想いという訳にはいかなかった。レイモンドには過去の闇が、そしてシモンにも娘しか心を許せない苦しみがあった。大人になってしまってからの恋は難しいけれど、それでもシモンの世界は美しく輝き始めた。

 

 Netflixオリジナルのミュージカル映画「ずっとあなたを待っていた」です。多くのミュージカル映画と異なり、ラップやR&Bも取り入れたミュージカルに仕上がっており、そこもまた”大人の恋”を上手く演出しています。

 正直、個性的な部分は少なめな今作。良くも悪くもよくあるミュージカル映画という感じです。しかしだからこその安心感でしょうか、ゆったりと楽しむことが出来ました。曲の割合やペースも多すぎないため、そこもゆっくり楽しめるところに一役買っていますね。

 

 ちなみに、今回の舞台になっているのはカムデン・タウン。ロンドンにある人気の街の一つで、若者向けの街といった印象の区画です。中でもハイストリートと呼ばれる一角は店の外観一軒一軒が超個性的で、ちょっと行ってみたくなってしまいました。マーケットやカフェも充実しているようなので観光にもぴったりな街のようです。ぶっちゃけ、出てくるのはバーとかなのでどこであろうと関係なくない?という感じですが、シモンのファッショナブルでパンクな感じとかはこの街ならではですね。どうせならハイストリートももっと映してくれても良かったんですけどねぇ。

 

 ちょっと関心したのは、娘のマンディの設定でした。実は今作に登場するシモンの娘マンディは足が不自由であるため、車いす生活をしているという設定で登場します。しかしながら、そのことにわざわざ言及したり、眉をひそめたりする人がほとんど登場しないのです(唯一そういうことをする登場人物の立場も考えると皮肉ですね)。この、わざわざそういう設定にしたのに、あえて誰も触れない、特殊な環境にしないというのが素晴らしいです。今時、いろいろな家庭環境があります。”あって当たり前””あくまで一つの家庭環境”としてシモンとマンディを描いているのは中々粋ですね。

 

 

ロンドン (ララチッタ)

ロンドン (ララチッタ)

 

 

 

 

 

 

自由人の狂想曲

 

ボヘミアン・ラプソディ」(原題 Bohemian Rhapsody) 主演 ラミ・マレック

 

 

 伝説のバンド"クイーン"。彼らの作品は数多くの人に影響を与え、数多くの人の脳裏にその音を刻み込んだ。彼らの作品と知らない人も"We will rock you”や”We are the champions”など聴いたことがある曲が必ずあると断言していいほどの曲を作り上げた伝説のバンド、今作は、そんなバンドのリード・ボーカル、フレディ・マーキュリーの伝説を描いた作品である。

 

 

"魂に響くラスト21分"の噂は本当だった。

 

  劇場で公開中のフレディ・マーキュリーの伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」です。フレディが無名のバンド"スマイル"に入り、クイーンとして成功を収め、20世紀最大のチャリティコンサート"ライヴ・エイド"に出演するまでを描きます。当然の事ながら、最初から最後までクイーンの名曲と共に描かれているため、クイーンの曲と共にフレディの伝説を目の当たりにできる仕上がりとなっています。作品自体も、クイーンファン以外お断りなどでは無く、誰が見ても楽しめる作りになっています。かくいう僕も、クイーンの曲自体は好きでitunesにアルバムは入っていますが、所詮はニワカです。だからあの時のフレディの動きが上手く再現されてて〜とかは語れませんが、それでも胸が熱くなりました。

 

  さて、クイーンのフレディ・マーキュリーといえば皆さんは何を想像するのでしょう?やはりヒゲ?タンクトップ?ゲイという話も有名ですよね。

フレディー・マーキュリー 華やかな孤独

  今作で描かれるのはフレディの生涯。もちろん、上述した全ても描かれます。初めからゲイと分かっていた訳ではありませんでしたから、婚約者メアリーとの関係に苦しんだ事もありました。メンバーの皆を"家族"として愛していながらも、ソロデビューの話が浮上し、自分の可能性と家族との関係を天秤にかけた事もありました。酒に溺れ、ドラッグに溺れ、しかしそれでも彼は人々の心を撃ち抜く曲をいくつも世に送り出しました。今作ではそれが全て丁寧に、ほぼ史実通りに描かれています。

 

 このほぼ史実通りってのが実はかなり注目ポイントだったりします。というのも、考えてみてください、僕は初めに"魂に響くラスト21分"は本当だった。と今作を表現しました。しかし、その上でこの作品をほぼ史実通りとお伝えしたのです。何が言いたいのかというと、今作が僕たちに与えてくれる感動はこの映画作品が感動させるために作った演出ではない。ということです。

 今作のラストシーンは上述した20世紀最大のチャリティコンサート"ライヴ・エイド"のクイーンのショーを再現したものになっています。実際はもうちょっと長いのですが、ほぼフルで描かれています。それがラスト21分の正体です。それが僕たちの魂に響くということは、クイーンのショーそのものが私たちを感動と興奮、熱狂の渦に飲み込んでくるということです。正に伝説のバンドという他無いでしょう。

  

 

ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)

ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)

 
グレイテスト・ヒッツ

グレイテスト・ヒッツ

 

 

人類の希望が牙を剥く

ジオストーム(字幕版)

 

ジオストーム」(原題 GEOSTORM) 主演 ジェラルド・バトラー

 

 2019年、人類が楽観視してきた異常気象が牙を剥いた。あまりにも強大な自然災害を前に、人類は重い腰を上げ、18か国の協力の元”ダッチボーイ”という天候を操る巨大衛星を作り上げた。ダッチボーイ製作のリーダーであるジェイクはダッチボーイを使って天候を操っていたが、突如管理者としての能力を疑われ、反論してしまったが為に職を奪われてしまった。ジェイクの代わりに管理者になったのは彼の弟であるマックスだった。

 3年後…完ぺきだった天候制御システムに綻びが生じ始めた。はじめはアフガニスタン。砂漠の中にあるはずの小さな村が凍り付いていたのだ。政府はダッチボーイの修理をダッチボーイのありとあらゆるを知り尽くしているジェイクに依頼した。しかし、アフガニスタンの自然災害は始まりでしかなかった。香港、リオと異常気象が頻発する中、ダッチボーイ内の機材すらエラーを起こし、ジェイクらに襲い掛かった。

 やがて、ジェイクとマックスはある結論に到達する…これは事故などではないのだと…これは、作為的に仕組まれた一連の大規模犯罪なのだと。犯人の正体は誰なのか、そして、兄弟は世界を崩壊から救うことが出来るのだろうか。

 

 

 Netflixで配信中の災害映画「ジオストーム」です。災害映画の皮を被った陰謀映画でした。

 映画館でCMを打たれていた時はあたかもパニック映画であるように描かれていた本作、しかし蓋を開けてみると主人公はダッチボーイの製作者であり宇宙に行ってしまったため、特に災害に直撃することはありませんでした。どう生き抜くのか!?的な展開だと思ったんですけどねぇ。また、弟のマックスも地球に残っているものの、(とある理由から)アメリカの災害は大したこと無いので(他国に比べればですが)サバイバらなかったです。ちなみにアメリカに襲い掛かった災害は”すっごい嵐”でした。リオが凍り付いたり香港が異常な気温上昇によって大爆発&竜巻が起きていたりする世界なので割と普通。何なら現実世界のハリケーンのがやばいまであります。

 

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CNN.co.jpより



 さて、映画全体の感想ですが…まぁ、うん。だよね。って感じです。

皆さん、この映画の予告とかあらすじで傑作の予感、しますか?しませんよね、むしろ蓋を閉めている時から香ってきているB級臭。そして蓋を開けてみて…だよね。

思ったより低いって訳でも無ければ高いって訳でもありませんでした。まぁある意味安定しているのか?

 ストーリーとしては、基本的にはしっかり筋立てて作られています。事故と思っているところから実は犯人がいて…って流れも丁寧に描かれています。しかし、だからこそでしょうか。細かい変な部分がものすごく気になります。

 

例えば、ジェイクから職を奪ったことでジェイクは家族も家も失っているのに。

「自分が作った装置がエラーを起こしているんだぞ?放っておいていいのか?」

という発破でジェイクが復帰を決めたり…放っておくもなにもクビにしたの誰だよ…って感じですしジェイクもそれで普通に復帰するし。

 

「これ以上逆らうと地球に強制送還するぞ」

って脅してジェイクを従わせますが、そもそもジェイクがダッチボーイにいないと困るのってマックスじゃない?って感じですし。

 

 従業員の名前や顔も覚える程の有能ジェイクが部屋間違えるって謎のミスが最後まで引っ張られるし…

 

 まぁ、言ってしまえば細かいもやもやなので、そんなの気にしなければそれまでなんですけどね。

 

 

 

 

 

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デアデビル シーズン3 最終話感想

youtu.be

 

3-13「もう一度3人で」

 

 

 ラジオではデアデビルを非難する声が放送されている。そして、その声は電撃発表を控えたフィスクが誹謗中傷の被害者だと擁護している。

 一方デアデビルはフィスクの部下を尋問し、情報を集めていた。男が語ったのは”ヴァネッサがナディーム殺しを命じた事””フィスクがウィン捜査官殺害を命じた事”そして”ジュリー・バーンズという聞き覚えの無い人物の殺害を命じたこと”だ。

 

 フォギーは苦しみつつも、警察にフィスクを殺そうとしている人物がいると報告した。マットが逮捕されるのは辛いが、親友が道を違えるのはもっと辛い。警察はもちろん乗り気でなかった。この期に及んでフィスクを守るなんて…だが、善良な市民が殺人を犯すのも黙って見ていられない。

 フォギーが拠点に戻ってくると、携帯に電話がかかってきた。どうやらFBIから呼び出されたようだ。おそらくフィスクだろう。カレンがフォギーを止めるが、”全うに生きたい”というフォギーの信念の元、FBIに向かう。

 FBIではデックスが待ち受けていた。デックスに連れられた先にいたのは……ナディーム夫人だった。逃げたはずでは…ナディーム夫人はFBIの声明”ウィン捜査官を殺害したのはナディーム捜査官で、抵抗されたため射殺した”というものを信じており、捜査に協力するため戻ってきたのだった。フォギーはナディームの弁護士ということになっていたため、呼び出されたのだ。

 部屋の中に残されたフォギーと夫人。怯えながらも真実を知りたいと語る夫人は手元の紙にこう記した

”聞かれている…サミ(息子)を守るため来た”

 どうやら夫人は騙されたわけではないようだ。夫人は既にナディームの最後のビデオを受け取っていたのだ。フォギーは夫人からビデオの入ったスマホを受け取る。

 

 一方、デックスはマットから電話を受けていた。マットは彼の過去やジュリーの話を聞かせ、デックスを煽る。ジュリーの話は効果てきめんだった。

「無実の人を殺したと知ればジュリーは失望するだろうな…彼女が生きていれば」

その言葉に怒るデックス。マットは続ける。

「フィスクが彼女を殺させたのだ…行ってみろよ…キャナルプレイス16番地に」

 

 スマホの動画人は妻と息子への最後の言葉…そして臨終供述(ダイイングメッセージ)が残されていた。”フィスクが自分とFBIへの共同謀議のほう助を強要した”から始まり、協力者のわかる限りの名前。ハトリーがウィンを殺害したこと。フィスクの手下のマニングがウィン捜査官の遺体を処理したこと、家族の安全をネタに脅され始めた事、デックスを教会に送ったこと、彼がブレンティンを襲ったこと、彼が偽のデアデビルであること…そして妻を生かすため、自分を怪物呼ばわりして、何も知らないふりをしてFBIに行って弁護士を呼べと指示し、動画は終わった。

 伝聞法則の証拠は裁判では効果をなさない…が、実は臨終供述だけはその例外だった。死を前にした人が嘘を吐くとは思えないからだ…つまり、これがあればフィスクに対抗できる。カレンは動画データをブレンティンに持っていく。

 

 キャナルプレイスに訪れたデックス。屋上ではデアデビルが耳を澄ませている。そこには冷凍された男の遺体と…ジュリーの遺体があった。叫ぶデックス。そこにデアデビルが再び電話をかける。当然、デアデビルの仕業だと考えるデックス。

「よく考えろよ、誰がお前をホテルの任務に?ジュリーの情報収集は?…お前を殺人鬼にするのにフィスクにとって彼女は邪魔だったんだ…今夜、奴は結婚するつもりだ…やつに幸せになる権利があるか?」

 

 ホテルの地下に一台の車がやってきた。既にフィスクの招待客が入場を始めており、警戒されている。車から顔を出したのは有角のデアデビルだ。デックスだと気づいた捜査官だが、助手席をみて息をのむ。デックスが優しい声で話しかけているのは、凍り付いている女性の遺体だ。

 

 式は順調に進み、誓いのキスがなされる中、デアデビルもまた、地下から潜入を開始する。地下の警備は倒されており一台の車の中にはジュリーの遺体が残されている。

 新郎新婦のファーストダンスが始まる。招待客も笑顔で二人のダンスにスマホのカメラを向ける…すると、スマホの画面が突如切り替わった。画面に映っているのはナディームの臨終供述だ。不安に駆られるフィスク。ヴァネッサに励まされ、動じないようにダンスを続ける。

 ダンスに割って入るように、ステージにデアデビル…デックスが姿を現した。

「ジュリーと俺の祝福だ」

そう言ってマイクをフィスクに向かって飛ばすデックス。間一髪、マットのお盆がマイクの軌道を逸らす。

 人々が逃げまどい、護衛がデックスに攻撃する。ハトリーであろうと容赦なく倒してゆくデックス。フィスクの自室では、ヴァネッサが今は逃げるべきとフィスクを説得している。

 

 デックスがFBIと争っている間に、マットは隠し部屋に潜入し、警察の介入を防ぐためエレベーターを停止していた。そして…フィスクの前に立ちふさがる。争いあう2人、そこにデックスがやってくる。先にヴァネッサを始末しようとするデックス。マットがそれを止め、3人の争いが始まる。

 先に倒れたのはデックスだった。やがてマットがフィスクを押し倒し、顔面を殴り続ける。

 「もうやめて!」

 ヴァネッサの声が響き、マットの手が止まり、行き場のない怒りが叫び声をあげる。

「ペイジもネルソンも殺すまで追い続ける。お前の正体も公表してやる」

 血に塗れながらも呟き、マットに殺させようとするフィスク。しかし…マットは殺害しなかった。お前の為に堕ちるものか。と叫び、ナディーム殺しを命じた妻を追い詰めない事を条件に自分の秘密とカレン、フォギーの安全を約束させる。

 やがて警察がやってきて、フィスク、デックスを含む関係者を逮捕した。フォギーとカレンはフィスクが生きている事に感謝した。

 

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  盲目の弁護士はコスチュームではなく、スーツを纏い、マギーのいる教会にいた。男は今まで間違った選択をし、多くの人の心を傷つけていたことを知った。もう、母への怒りはなかった。

 やがて行われた葬儀では、この男がスピーチをした。葬儀には男の友人もいた。男は神父がかつて語った”恐怖”について話した。”恐れを知らない男になる勇気を持て”、それが彼が遺した助言だった。

 

 葬儀が終わり、晴れやかな時が流れた。フォギーはカメラの前で選挙戦を降りることを宣言した。タワーはテオを騙した銀行を訴えてくれることになった。テオは借金さえ返せば犯罪者にならずに済むことになった。ネルソン精肉店には親族だけでなく、マットやカレンも集まっていた。

 マットはアパートに帰ることを決めていた。”彼”の生活は充実していた。だが、仕事がない。

 「いいことを思いついた」

フォギーが呟き、ナプキンにこう書いた。かつてのように

”ネルソン・マードック&ペイジ”

 誰も反対するはずが無かった。これが、新たな始まりだ。

 

 

 

 

 一番登場人物たちの関係がこじれまくっていたデアデビルですが、ここにきてなんと最高の終わり方をしてくれました。今までマットの暴走や、マットが何も語ってくれないことにカレンとフォギーが怒って…って展開が大半なので、今回の”守る対象”から”共闘する仲間”に変わったのが展開的に大きく、マットの心情の変化があったことで綺麗な終わり方に落とし込めました。

 一応、3人の幸せエンドの後に第4シーズンフラグがあったのですが、別に以外でも無かったし、綺麗な終わり方だったので記載しませんでした。ちなみに内容としては、フィスク戦で脊髄がやられたデックスの手術シーン。最後に目を見開いたデックスの瞳がブルズアイマークになっているというもの。まぁ、今回は偽デアデビルとしてでしたしね。

 

 正直な話、最後にデックスにフィスクを攻撃させたシーンに関しては納得いきませんでした。ナディームの証言でデックスは負けていましたし、結局フィスクやヴァネッサを襲うデックスからマットが守っていたのでデックスがいなかったらもっと上手く解決できたんじゃないかと思わずにはいられないです。

 ちなみに、最後のスピーチの恐れを知らない云々はデアデビルの別名。マベストでも恐れ知らずストライクって技があるくらいですからね。というかdaredevilって単語事態が命知らずって意味。

 ルークが悪に走り、ダニーがよく分かんない念能力者みたいになった今、超安定して次の作品が楽しみになれる一本でした…そういえばマットさんもう全然エレクトラ思い出してないね。