新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

全てが叶うのも、案外困りモノ

ミラクル・ニール!(字幕版)

「ミラクル・ニール!」(原題 Absolutely anything) 主演 サイモン・ペッグ

 

   ニールは超さえない教師、冴えないばかりか不真面目な彼はその性格の通り冴えない人生を送っています。

   一方所変わって遠い遠い宇宙のさらにその果て、地球人よりはるかに優秀な宇宙人があるメッセージを回収しました。それは1972年に地球人がいるかもしれない宇宙人に送った友好のメッセージです。それを見た宇宙人達、大爆笑。それもそのはず、彼らは過去何度も色々な星の住人から似たようなメッセージを受け取っているのです。彼らがすることはいつも1つ、自分たちより劣る生命体を審査し、滅ぼすか仲間に加えること。そして彼らの審査方法は、地球人1人全能の力を与え、その人間が善なる行動をするかどうか見極めるというものでした。

 

  力を手にしたのはそう、ニール。彼はある時から突然、右手を振るだけで願いが何でも叶うようになったのです!はじめこそ戸惑っていたニールも、あらゆる事に力を使うようになります、いつも騒いでばかりの学生を真面目ちゃんにしたり、愛犬デニスを話せるようにしたり…そんなニールをただただ静かに見守る宇宙人達、果たして、彼らの判断は…

  

デニス超可愛い

  もしも願いがなんでも叶うなら…?そんな誰しもが持っている欲望を映画化した今作、言わずもなのコメディ映画です。上述もしましたがニールの愛犬デニスが超可愛いです。特に喋れるようになってからはやばい。  今作でニールが手にするのは微妙に頭の悪い全能能力、ニールも能力さんも微妙に頭が悪いのが見どころです。頭が悪いってのがコメディ的にもイチオシポイントでして、ニールの願いが微妙にズレて叶えられるんです。例えば、"おれをいい体にしてくれ!"なーんて願い、普通に考えて筋肉のあるたくましい体つきを想像しますが能力さん的には違いました、能力さん、ニールをボンキュッボンのナイスバディにしてくれます。うん、まぁいい体だよね。そんな感じのボケが結構多いです、言葉って難しいよね。

  今作で好感的な部分はニールが悪すぎない所です。というのも今作、セクシー系のネタや犯罪はほとんどありません。なんでも出来るようになったニールですが、そういった人間としての一線は守り続けているのです。こういう系のストーリーだと珍しいですよね、大体は始め非道な事をして痛い目をみるのに。じゃあ全能のニールは何をしているのかというと、これがなんともしょぼ…平和的。全能のニール、校長先生に好かれるようになります。全能のニール、友だちの恋路を助けます。全能のニール、ご飯が勝手に口に運ばれるようにします…それでいいのかニールよと思ってしまいそうなニールの叶える願い事の数々ですが、なんというかこんなニールだから、見ていても嫌な気分にならないんでしょうね

  ちなみに、平和的ならニールの全能の能力は問題ないんじゃない?そう思ってしまいがちですが、やはり全能というのは人間にとっては過ぎた力。ニールが望んでいたか否かに関わらず世の中は大ごとになっていってしまいます、そんなシチュエーションを前にした時、ニールがどう決断するのかは、是非皆さんの目で確認してみてください。