新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

52万5600分

レント デラックス・コレクターズ・エディション (字幕版)

 「レント」(原題 RENT)主演 アンソニー・ラップ

 

  1989年、ニューヨーク。倉庫ビルに住む元ロックスターのロジャーと映像作家のマークは支払うことの出来ない家賃を前に立ち退きを命じられていた。自由人の生活を送る2人とその周囲を彩るダンサーのミミや大学講師のコリンズ弁護士のジョアンなどの魅力的な人物たち。HIV、麻薬、同性愛…様々な苦しみを抱える彼らは美しく、強く、その命を燃やす。

 

  伝説的ミュージカル「レント」の映画版作品です。僕が今作を見るのは2回目、しかし1回目に見たときは今作の魅力が分からなかった覚えがあります。高校生の時でしたし、ミュージカルはひたすらに明るいものって思ってたのも原因かも。そして何年もの時間を経てNetflixに来たので視聴しました。

 

  "伝説的ミュージカル"。今作がそう呼ばれているのは伊達ではなく、作者の公開直前の死のエピソードや熱狂的なファンがいる本作。特に有名なのは代表的な曲"Seasons of love"ではないでしょうか。今作のタイトルにも書いた52万5600分という時間…1年という時間について歌ったこの歌は高校時代に見た僕も心を打たれ、映画こそ刺さらなかったものの大好きな曲になりました。"52万5600分という時間をどうやって数えようか?"そんな歌詞である本曲はまさに年末にぴったりではないかと思います。

 

 "ミュージカルはひたすらに明るいものだと思っていた"と上述したことから分かる通り明るいだけではないこの作品。前半こそ、自由人、芸術家、ボヘミアンと呼ばれる人々の縛られない人生を明るく楽しく描き、倉庫ビルから逆玉の輿で脱出し、夢を諦めたベニーとの対比を描いていますが、後半になるにつれ段々と暗いもの…というか辛い現実を突きつけられる展開にシフトして行きます。麻薬中毒HIVによる突然の別れや人間関係の変化ですね。しかしそこで描かれているのはまさに命を燃やす人々の姿。全力で生きる彼らの姿は儚いですが、本当に美しいです。それは、何もせず平凡に生きていたり、自分を殺して"普通"を生きていたりする僕たちには描けない美しさです。皆、いわゆる立派な人ではないかも知れません、なんなら家賃滞納してるし"底辺"と思われてしまう人々かも知れません。でも、彼らの生き方は恥ずべきものでは無いように感じます、失敗かも知れないけど、安全に生きるよりカッコいいですよね。

 

……というか、今作。語りづらいっ!だって熱狂的なファンいっぱいいるんでしょう?誰からもかけられていないプレッシャーが尋常じゃないよ!うええ。ペラッペラの感想だと思ってください。マジで。

 

  …さて、多分今年最後の映画感想でした。まぁ30日暇だから観るかもだけど、とりあえず2017年は締め、見たとしても来年更新すると思います。最後にレントを掲載していたいという気持ちもありますし。

 皆さんにとって2017年の52万5600分はいかがでしたでしょうか。歌では"愛"で数えようと言われていますが、僕は数え方はなんでもいいと思います。でも、何か数え方を見つけてみてください。何にもなかったじゃ寂しすぎます。僕は今年は間違いなく映画でした。でも、このままじゃあ毎年映画が単位になってしまいます。なので、来年の目標は新しい単位をみつけることですね!

 

 

 

 

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