新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

その森には秘密がある。信仰がある。

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「ザ・リチュラル いけにえの儀式」(原題 RITUAL) 主演レイフ・スポール

 

  長年友達関係にあったロバート、ハッチ、ドム、ルーク、フィルの5人。彼らはパブで旅行の計画を進めていた。場所はロバートのアイデアスウェーデンからノルウェーの山道ハイキングだ。しかしその日の帰り道、事件が起きた。ロバートとルークが酒屋で店を回っていると強盗が押し入った。物陰にいたルークは気づかれなかったが、ロバートは強盗から金目のものを奪われた。はじめこそ大人しくしていたロバート、しかし、強盗が結婚指輪までも渡すよう言ってきたため、拒否した。結果、ロバートひルークの目の前で強盗に殺されてしまった。ルークは恐怖心で友人を助けることが出来なかった。

  半年後、ロバートを除いた4人はスウェーデンの山道ハイキングに来ていた。ロバートの供養も兼ねていた。はじめこそ順調なハイキングだったが、ドムが足を怪我したため、森の中を通って近道をする事にした。それが間違いだった。森の中で、4人は恐ろしい体験を繰り返す事になる。何者かの気配が襲いかかり、疲れと混乱で友人関係はどんどん崩壊してゆく。果たして、4人は無事に帰ることができるのだろうか。

 

 

  お久しぶりです。

  Netflixホラー映画「ザ・リチュラル」です。海外において「森」というのは恐怖の対象になる事が多いとかなんとかと、昔大学の先生が言っておりました。まあ確かに海外の童話とか森に入る事が多い、ポッターとかもそうですよね。そして今作も舞台は森です。森で次々と起きる恐怖体験前に、崩壊してゆく精神と人間関係を見事に描いています。

 

  今作で描かれる恐怖体験はいわゆる化け物系。しかしそれだけでは終わらないのが魅力です。まず、森の中にいながら、幻覚のように町の(というかロバートが殺された酒屋の)風景が突然入り混じったりします。夜になるとそれはルークの身に起き、それから解放されると(眼が覚めると)皆の状況が危なくなっていっているというスタンスで物語は進みます。例えば、ハッチが何故か全裸で木の傀儡のような物の前で祈っていたり、フィルがいなくなっていたりですね。初めは、Ritualというタイトルが表す通り、儀式を思い起こさせられる怪しさがあり森の中に誰かがいて、そいつの儀式的な行動への恐怖だけが描かれます(木に吊るされた熊であったり、木でできた人型の傀儡であったり)が、やがて角のような物しか見えない異形の影や、謎の集落など、恐怖要素はどんどん増加してゆくのも見どころ。

  評価したい点としては、最終的に(納得いくかは別として)異形の正体も語られ、姿もしっかり映し、しっかり立ち向かったことですね。異形もなかなかアイデアを組み込まれており素晴らしかったです。