新米の一歩目

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勝つことだけが勝利ではない

 

ダンケルク(字幕版)

 

ダンケルク」(原題 DUNKIRK) 主演 フィオン・ホワイトヘッド

 

  1940年、フランス侵攻を目的とするドイツ軍の猛攻により、英仏軍はダンケルクからの撤退を余儀なくされた。民間船や輸送船など、全てを総動員してダンケルクから将兵を脱出させるこの作戦は、ダイナモ作戦といった。

  陸軍のトミーはダンケルクの戦闘により、小隊の仲間を失い、ただ1人となった。その後、逃げるために訪れたダンケルクの砂浜で出会った無口な兵士ギブソンと共に、救援船に乗り込むが、独軍により沈没の危機に晒されてしまう。ただ、助けが来ることを祈って、救援を待つ。

  民間遊覧船を運営していたドーソンとピーター親子、そしてピーターの友人のジョージはその小さな船を使って、ダンケルクへと向かう。全ては兵士を助けるために。

  戦闘機スピットファイアに乗るファリアとコリンズ、そして隊長からなる小隊はダイナモ作戦を妨害しようとするドイツ軍を退けるため、戦闘機を駆る。仲間がやられ、計器の故障により燃料残量が見れなくなる中、それでも前に突き進む。

 

  クリストファー・ノーランによる2017年公開の映画「ダンケルク」が早くもNetflixに登場です。2時間に満たない作品ながらも、陸海空全ての視点を見事に描きます。

  平行に描いているため、ちょっと分かりづらいのですが(一応表示はありますが)、今作で描かれる視点は微妙に時間軸のズレたものになっています。一番長いのがトミー視点の1週間。その1週間のうちの最後の一日を映画冒頭から描いているのがドーソンら"海"、そしてその最後の一日の中の最後の1時間を冒頭から描いているのが"空"なのです。だから前半の方に見た言葉などがカチッと噛み合うと「おぉ!」ってなりますよ、マジで。

  ちなみに、この作戦で救出された兵士って、33万以上もいるらしいです。なんでも、初めは英兵だけを救うよう命じていたチャーチル首相が途中でフランス人も救うよう言った結果らしいです。

  そしてラストシーンがまたグッときます。一つは、ダイナモ作戦に対する民の反応。気持ちがいいです。表面上だけの結果しか見ない人もいれば、しっかりと影の努力を見ている人がいるのが気持ちいいです。一方で、皆が幸せな終わりをむかえないのもまた、戦争の現実を描いていて心に残ります。

 

  …正直、クリストファー・ノーランの作品ですし、評価も非常に高い作品なので、史実に基づいた感想だったり、"名も無き英雄"の何が凄いのか〜などはあらゆるサイトやブログに書いていますので、そちらを見ていただけたらな、と思います。いや、本当にみんなこぞって"名も無き英雄"について書いているんですよ。なんなんだろ。まぁいいや、とにかく、なので僕は手軽に見れるNetflixだからこそ皆に見て欲しいという面で語らせていただきます。

  Netflixに入っているとコンテンツ量が多すぎて、結局あんまり見ていないということが結構あると思います。でもこの作品は是非見て欲しい。言っておくけど、"いつでも見れるからいいや"は割と命取りですよ?期限がありますからね。1時間40分と割と短いですし、一級品のハラハラとしたサスペンスも楽しめます。史実を知っておいた方が良いのはもちろんですが、知らなくても十分に楽しめます。まあ、これらの事柄って、オリジナルじゃないNetflix作品全般に言えることなんですけどね。