新米の一歩目

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友を助ける、たとえ犯人が大切な人でも

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ベイルート」(原題 BEIRUT) 主演ジョン・ハム

 

 ベイルートにあるアメリカ大使館の優秀な外交官だったメイソン。あるパーティの夜、事件は起きた。彼が養っていた難民キャンプ出身のカリームという少年が、実は世界的なテロリストの弟だという事が判明したのだ。それと同時に、彼の兄アブ・ラジャールがパーティ会場を襲撃、カリームは兄とともに去り、妻は凶弾に倒れた。

  10年後…第一線を退いたメイソンの元に、再びベイルートからの声がかかった。なんでもアメリカ人スパイが拉致されたらしい。そして犯人が交渉人としてメイソンを指定したのだ。拉致されたスパイはメイソンの旧友のカルという男だった。そして実行犯は…カリームだった。カリームの目的はイスラエル付近で捕らえられたとされる兄の奪還。しかし、そこにはパレスチナ解放機構(PLO)やアメリカ政府側の不祥事など、様々な事情が絡み合っていた。

 

  

  Netflixオリジナルのアクション作品「ベイルート」です。ベイルートというレバノンの都市を舞台に繰り広げられます。アクションといっても、主人公メイソンはあくまで外交官なので。ごりごり戦闘系ではなく、そもそもアブ・ラジャールが本当に囚われており、どこにいるのか?がメインに展開されます。

  今作で舞台になっているベイルートは中東の中でも多様な文化が混ざり合っている地です。イスラム教、キリスト教ギリシア正教アルメニア正教…内戦が始まってからは、東西に分裂し、イスラム教地区とキリスト教地区で別れました。

  今作で舞台になっているのは、そんな内戦に人々が苦しむ時代です。上述したように、PLOアメリカ政府の思惑が交錯しており、結構難しい作品になっています。しかし結局は人質交換スリラーなので、意外と気になることなく楽しむことが出来ます。まぁアレですね、メイソンの目的がしっかりと明示されているのが大きいですね。あぁ、この人は仲間やなって感じの人も分かりやすかったですし。

  

  また、犯人が昔養って家族同然だったカリームというのもアイデアとしては素晴らしいです。問題は久々に出会ったカリームに対するメイソンの反応が薄かった事とか、あっさり割り切っていたところですかね…もうちょい葛藤があっても良かったのでは?と思わなくもないですね。