新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

海に響くのは青春の歌声

夜明け告げるルーのうた

夜明け告げるルーのうた」主演 谷花音(声での出演)

 

  人魚伝説の残る寂れた漁港日無し町。そこに住む中学三年生の少年足元カイは日々暗い毎日を送っていた。しかし、ある日、趣味でアップしていた打ち込みの動画を見たクラスメイトユウホとクニオからバンド「セイレーン」に誘われる事になる。

  バンドにも全く乗り気じゃなかったカイだが一回きりで付いていった人魚島でのバンド練習で、カイは衝撃的な出会いを果たす。それは日無し町に伝わる二股ヒレの人魚"セイレーン"のルーだった。ルーとの出会いはカイを大きく変えた。カイはどんどん明るい正確になり、笑顔を見せるようになった。

  しかし、ある事件を境に、3人の…日無し町の日常は大きく変わった。ルーの存在がバレてしまったのだ。半信半疑ながらも人々は人魚に注目し、町興しに使おうと動き始めた。ルーの事を案じてバンドの参加を拒否するカイ。新設される「人魚ランド」開催記念のライブにも参加しない事を決意する。

  カイ抜きで始まったバンドステージ。人々はルーにのみ注目していた。参加したユウホやクニオの思いも無視して、ルーを売ることだけを目的に開かれたイベントに3人の関係はどんどん悪くなってゆく。

  さらにルーの能力"生き物を噛んだら人魚になる"というものも人々に広がり、人々はどんどん人魚を敵視するようになる。果たして…

 

  Netflixに新たに追加されたアニメ映画「夜明け告げるルーのうた」です。少し前に紹介した「夜は短し歩けよ乙女」と同じ監督のオリジナル作品らしく、興味を持って視聴しました。タイトルからも分かる通り歌がメインになっている本作。ポップな曲や斉藤和義の「歌うたいのバラッド」に乗せて明るいストーリーが展開されます。

 

  ポニョと作画が被らないようにデザインされたというルーは、たしかに、ちょっと頭身が高いですね。しかし、ジブリの影響を受けていることは公言しているらしく、言うだけあってジブリっぽいなぁという描写も見受けられます。ですが、それでいて「乙女」で見たような独特な雰囲気や笑いも盛り込まれていて非常に楽しめました。

  ストーリーも素晴らしく、人魚を嫌っていた人が人魚を認める流れや、人魚の"日に弱い"という特性を活かした物語。日無し町の特産が傘という部分の活かし方も素晴らしい…というか、泣けるんですよ。カイのおじいちゃんのストーリーも泣けるし(展開分かっていたのに泣ける)、メインのストーリーも感動できて前向きな気持ちになれます。

  ついでに言えば、邦タイトルの中でも飛び抜けてダンスシーンや音楽シーンも明るいです。洋画ミュージカル好きな人とかも結構好きかもですね!