新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

魔法の城で起きた、奇跡のショー

SING/シング 【通常版】 (字幕版)

 

「シング/SING」(原題 SING) 主演 マシュー・マコノヒ(声での出演)

 

  売れない劇場支配人のバスター・ムーンは銀行員に取り立てられても、スタッフに給料の不渡りを申し立てられてもいつもポジティブ。劇場を盛り上げようという野望を持ち続けていた。

  そんなある時、彼が思いついた新しいアイデアは歌のコンテストだった。今時ありがちな歌のコンテスト、どうせ参加者は来ない…友人のエディからはそう言われる程度のアイデアだった。

  しかし、オーデション当日、劇場には大量の人が列をなしていた。何故そんな事が?理由は単純だった。秘書のミス・クローリーのミスで1000ドルのハズの賞金が10万ドルと告知されていたのだ。

  今更後には引けないバスターは、賞金が無い事実を伏せながら、出場者にコンテストの練習を重ねさせる。それぞれがそれぞれの事情を抱えている出場者たち。バスターと彼らはやがて絆を深めていく。

 大丈夫、どん底にいるということは、後は上がるだけということだー

 

 

  「怪盗グルー」シリーズのイルミネーションスタジオが送る動物たちによる歌の祭典「シング」です。正直、「ペット」が割と普通の作品だったので、シングを劇場で観るのはスルーしていたのですが、劇場で観ればよかったと思えるほど素晴らしい作品でした。

  「怪盗グルー」でも"ハッピー"や"ジャンプ"など、有名な曲をよく起用しているイルミネーションスタジオですが、この作品はまさに有名曲のオンパレード。きゃりーの曲が起用された事でも有名になりましたね。

 

  みんなが主役級

この作品の魅力はここにあります。作品の主人公はバスターなのですが、コンテスト出場者それぞれにしっかりとバックグラウンドを描いており、彼ら一人一人を主役にとっても一本の映画が作れるくらい個性的なのです。CMでよく見かけたであろうジョニーはギャングの息子として、犯罪行為を手伝わされております。

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  TOHOシネマズのロゴCMでも登場する豚グンターとコンビを組んだロジータは25匹の子どもと自分に見向きもしない夫との間で自由な時間もありません。

 

そのほかにも自分だけオーディションに受かった事で彼氏と別れてしまったヤマアラシのアッシュ、自分に自身のない美声の持ち主ミーナなど、本当にキャラがかぶる事が無いくらい個性的です。

 

  ストーリー全体としても、展開のバランスが良く、悲観的になり過ぎないのが良いところ。元々危うい立場にいるというバスターの設定が見事に活かされており、普段どんなトラブルにも上手くやり過ごしているバスターを沢山描くからこそ、そのバスターが本当に落ちる時に悲しさがよく伝わってきます。もちろんあのイルミネーションの作品なのでコメディ要素もバッチリで、前述の落ち込んでいる時のバスターでさえも上手くコミカルに表現されております。動きで面白いっていうのは本当に良いですよね、どんな人が見ても笑える。

 

  ヒット曲の数々が使われているため、幅広い年代の人が

「聞いたことある!」

  と楽しめるまさにファミリー映画の王道作品、面白かったです。