新米の一歩目

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アンという名の少女 シーズン2 第6話 感想

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2-6「独断的結論に私は抗議する」

 

 「髪が短いのは休む理由になりません」

アンの必死の抵抗むなしく、マリラはアンに学校に行く事を強要する。

  嫌々学校に向かうアン。ダイアナはそんなアンの髪を見ても彼女から離れず、自らのリボンをアンの髪につけてあげた。

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  ただでさえ、誰にも見られたくないこの髪型なのに、日が悪すぎた。なんと、アンの変わりっぷりに衝撃を受ける生徒の中にギルバーがいたのだ。しかしギルバートはアンの髪型をとやかく言わなかった。尤も、女子の友人や先生はバカにしたが。

 

  ある日、アンとダイアナ、コールはアンの家でクリスマスの舞台の準備をしていた。コールもすっかり馴染んでいる。コールが女の子の格好をしたり、髪の短いアンが男の子のフリをしたり、マリラは驚いていたけど、楽しい。アンはどうやら女の子の役をやらせてもらえないらしい(というか木の役)が、とても楽しそうだ。

  マシューはそんなアンやクリスマスの出し物の練習風景をみて、幼き頃を思い出していた。

 

  落ち込み、引きこもる事が無くなったとはいえ、アンがこの髪に慣れた訳ではなかった。マリラがアンにお使いを頼んだが、街の人に髪を見られたくなく、納屋に引きこもってしまう。マシューが励ましてくれたおかげで勇気が出たが嫌々なのは変わりない。

  しかし落ち込んでもアンはすごかった。逆転の発想で男の子として街で過ごす事にしたのだ。それは楽しい体験だった。ジェニーさんに見つかってしまうまでは。

 

  一方、マリラはギルバートの家に来ていた。厳しい冬に1人では大変かと思い、夕食へ招待しに来たのだ。しかしマリラは驚愕してしまう。バッシュのような見たこともない黒人の男性が出て来たのだから無理はない。今更夕食の招待を取りやめるわけにもいかず、マリラは2人とも招待する事にする。

 

   アンはジェニーに手紙の件を謝った。ジェニーはアンを許してくれるばかりか、かつて返品したドレスをくれた。

  さらに家に戻るとジェリーがクリスマスカードをくれた。あれ以来ずっと文字を練習していたのだ。2つの贈り物はアンにとって素晴らしいものだった。

 

  コールにとってクリスマスの出し物は自分の才能を活かす最高の機会だった。舞台背景の絵に女子たちはウットリする。

  面白くないのは男子たちだ。1人の少年が自己のフリをして木材をコールの乗るハシゴにぶつける。コールは当然のようにバランスを崩し、手首を骨折してしまった。コールにとって絶望的な出来事だった。しかしそんなコールを元気づけるように、女子生徒や一部の男子生徒がコールの手になる事を申し出る。もちろん、アンもその1人だ。

 

  ディナーの日、アンはバッシュに会えるのを楽しみにしていた。やってきたバッシュにマシューが衝撃を受ける。どうやらマリラは彼の見た目を話していなかったらしい。

  やがてアンもやってきた。

「あぁ、あなたがセバスチャン(バッシュ)ね、アフリカ人やムーアの人の事は本では読んだことあったけど、有色人種を見たのは産まれて初めてよ!なんて美しい肌…」

 それはある意味アンにしか出来ない芸当だ。皆が見て見ぬ振りをする肌の色の違いに触れ、それでいて本心から美しいと評価する。それをキッカケにマシューやマリラ、バッシュの緊張も和らいだようだ。また、ギルバートはアンにクリスマスプレゼントを用意してくれていた。

  ディナーは大成功、アンのおかげでバッシュもしっかりディナーを楽しめたし、なんならバッシュはクリスマス舞台を手伝ってくれる事になった。

 

  舞台本番の日、問題が起きた。バッシュは関係ない、もちろん、バッシュをお手伝いさん(奴隷的な意味で)と勘違いする者もいたが、その度にギルバートは"友人"のバッシュを紹介した。では問題とは何か。なんとジョーシーが風邪で声が出なくなったのだ。

  とっさの判断でアンはジョーシーと役を交代する事になる。少年の役にはシャベルが必要だ。アンは見にきていた(過去を思い出して不安そうな)マシューとマリラに相談する。マシューはすぐにシャベルを探しに行った。

 

  やがて劇が始まる。まだシャベルは見つからない。というか、近隣の家の人は劇を見にきているのだ。やっとのことで見つけて持って行こうとしたが、持ち主に声をかけられてしまった。マシューは持ち主に事情を説明する。

  持ち主の男は足が悪く、劇に行けない老人だった。マシューは彼の車椅子を押して舞台へと急ぐ。

  劇は順調に進んでいた、しかし途中で吊り下げてある雷を下ろしすぎてしまい、フクロウ役の少年にぶつかる。一旦幕を下ろし、体制を立て直していると、どさくさに紛れリンド夫人がバッシュを糾弾した。

「あなたのせいね、野蛮人」

と。

 

その間にマシューが帰ってきた、ギリギリ間に合い、劇は終盤を迎える。そこでリンド夫人が気づく。フクロウがいないとエピローグが無くなる。リンド夫人はその場にいたマシューをフクロウに仕立て上げる。

  ステージにたったマシュー。頭が真っ白になる。あの頃、自分は劇に参加しなかった。逃げたんだ。それがずっと引っかかっていた。だからこの劇が苦手だった。でもアンも頑張った。皆に見られたくない髪型なのに、皆に見られる劇に出た。マシューは勇気を出して、物語を締めくくった。

  今年のクリスマスは、なんて素敵なクリスマスなんだろう。

 

  

 ごめんなさい、第5話は書きだめするつもりだったのにためる前に公開してしまったので、日付だけ変えています。月末だからためておきたいんや。

  「アンという名の少女」クリスマス回です。アンの良さ大爆発回でもあります。

  全体的にハッピー路線の今回。不幸をほとんど持ち越しませんでした。持ち越したのはバッシュの野蛮人問題ですかね。持ち越しか微妙なのがコールの手首。

  予想通りで嬉しかったのがアンのバッシュに対する態度。自分の過去も関係しているのかもしれませんが、それでも、あそこまでどんな人にも差別せず対応できるのは素晴らしいことですし、見習わないとなと思います。

  また、今回で面白かったのはクリスマス劇。アヴォンリーの伝統らしいので、色々な人物がガチで劇に参加しています。いつも厳しい先生がマヌケな王子様を熱演したり、観客もしっかりと劇にのめり込んでいます。キャラクターの印象がガラリと変わって非常に面白かったです。