新米の一歩目

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相手が勝利を確信した時 すでにそいつは敗北している

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(字幕版)

 

グランド・イリュージョン 見破られたトリック」(原題 NOW YOU SEE ME 2)

主演 ジェシー・アイゼンバーグ

 

 世界的な犯罪チームであり正義のマジシャンでもあるフォー・ホースメン。前回の大犯罪から一年ついに彼らが再始動した。言い渡された新たな任務はIT企業オクタ社だ。どうやら彼らの携帯事業がそのまま個人情報を盗むことに繋がるらしい。見事なまでの手際でオクタに潜入し、オクタのCEOに罪を自白させようとする。しかし、それは起きた。独壇場かと思われたホースメンのステージは突如として乗っ取られ、隠していた真実が明かされる。危険を感じ、即座にその場を後にするホースメン。4人で脱出パイプから逃げ出す。

 4人がパイプから出てくると、そこは…マカオだった。パイプを通り過ぎただけで国を超えるなんて…混乱する4人の前に現れたのはステージを乗っ取った張本人、天才エンジニアのウォルターだった。ウォルターは4人に極秘のチップを盗み出すように命じる。逆らえない状況の中、なんとかウォルターを出し抜こうとする4人だが、果たして…

 

 大ヒットマジッククリミナル作品「グランド・イリュージョン」の続編作品です。今作の公開直前の時期に1を視聴し、予想以上の面白さに驚きましたが、2もまた、期待を裏切らないエンターテイメント作品として楽しませてくれました。エンターテイメント作品…そう、今作はエンターテイメント作品として極上の出来に仕上がっています。大前提としてマジックというものがエンターテイメントの代表格の一つなのですから、そこにさらに映画が加わって面白くないわけがないんですよね。

 

 さて、今作の魅力ですが、なんといってもホースメンの鮮やかすぎる手さばきでしょう。状況がくるくる入れ替わり、ピンチだと思っていたらいつの間にか優位に立っている…もう見事の一言に尽きます。なにがすごいって、ピンチな状況が本当にピンチに思えるんですよ。

「いやーこれはホースメンの計画でしょ」

「あれ、計画だよね」

「え、もしかしてマジでピンチ?」

てな具合にどんどんホースメンのピンチが現実味を帯びるんです。引っ張り方が上手いんですよね。だからこそ逆転した時なんかは「ほらぁ!」って気持ちと「やられた!」って気持ちがない交ぜになるんですよ。しかもそれが何度も起きるからすごい。しかもそれがかっこいいんですよね。

 最高なシーンはやっぱりICチップを盗んだ時の身体検査でしょう。もちろんラストも熱いんですけどね?でも身体検査シーンは類を見ないほど丁寧であるため、こちらまで手に汗にぎるのです。身体検査シーンは、上述のピンチと思わせて…なんてシーンではなく、ICチップをこっそり盗み出した事で、警備員に身体検査をされる…というもの。この身体検査、びっくりするくらいしつこい。映画あるあるのザル警備という常識を覆すくらい丁寧に調べます。では、ホースメンはそれをどう切り抜けるのか。今作のICチップは重さ、サイズ共にトランプのカードに近いものとなっています。そのため、彼らはトランプマジックの容量で手の裏に隠したり、服の袖に通したり、手裏剣のように飛ばしてパスしあったりして隠します。それの本当にいつバレてしまうのかのハラハラと鮮やかな手さばきのバランスがすごいのです!感動。

 

 ラストには驚きのサプライズも用意されており、本当に最後の1秒まで楽しめる作品に仕上がっていました!3は流石に劇場行きます。