新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

それは、人生最高の夜。

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「クリスマス・クロニクル」(原題 The Christmas Chronicles) 主演カート・ラッセル

 

 ピアース家は幸せな家族だった。明るい父親、優しい母親と過ごすクリスマスは幸せでいっぱいだった。

 しかし、父親がこの世を去ってからは事情が変わった。兄のテディは悪い友人と時間を過ごすようになり、妹のケイトをないがしろにするようになった…尤も、互いに心底憎みあっているわけでは無いのだが。

 そして 2018年のクリスマスがやってきた。母親は最高のクリスマスにしようとしていたが、突然夜勤の仕事が入ってしまい、クリスマスを一緒に過ごすことが出来なくなってしまった。

 途方に暮れるケイト。今まで撮ったクリスマスの動画を眺めていると、一瞬、ほんの一瞬だが何かが見えた…手だ。手はツリーの下にプレゼントを置いている…これって…もしかして…

 ケイトはさっそく兄と協力し(正確には交換条件を持ち掛け)、サンタの全身を撮影しようと計画を立てた…そして夜。なにか物音がして目を覚ましたケイトとテディが外に出ると…ソリが浮いていた…まさか…本当にいたなんて…思わずソリに乗り込む2人、しかし、それによってサンタを乗せたソリは事故を起こしてしまい、魔法の帽子とトナカイを失ってしまった。このままプレゼントが配られなければ世界に満ち溢れているクリスマス・スピリットが減少してしまう。以前プレゼントを配れなかった時は世界大戦を引き起こしてしまった。

 責任を感じた2人はサンタの手伝いをすることにする。それは、人生最高の夜の始まりだった。

 

 久々のNetflixオリジナル作品「クリスマス・クロニクル」です。「ハリーポッターと賢者の石」や「ホームアローン」のクリス・コロンバスがプロデュースし、サンタ役に「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2」でピーターの父エゴを務めたカート・ラッセルを起用したことでメディアにも取り上げられ、話題になりました。

 実は結構前から見たかったのですが、配信時はクリスマス映画を見るにはちょっと早く、そして最近は微妙に忙しかったため、やっとの視聴になりました。クリスマス前に見られてよかった。

 

王道?個性的?クリスマス・ファンタジーの傑作の予感!

 

 他のクリスマス映画と同様、心が荒れ果てた登場人物が一夜の奇跡によって改心する物語である本作。その部分だけ見れば今作はかなり”王道”といえるでしょう。サンタを”いわゆる”サンタにしないのも今となっては割とよく使われる手法ですよね。サンタの性格が聖人じゃないのもその一貫ですかね。普通に気のいいおっさんです。

 しかし、だからと言って今作があまりにも王道かと言われればそうでもありません。例えば、サンタのデザイン。最近のアメコミブームによく見られる”現実に即した”ファンタジー感あふれるデザインとなっています。魔法の使い方とかも現実に寄せてますね、一見手品っぽかったり。そして多くの作品ではサンタは大体全能ですが、今作では割と能力に制限があります。マインドコントロールとかは出来ないので、困ったときはサンタと信じてもらうか何とか助けてもらうしかないって感じですね。曰く

「私はヨーダではない」

だそうです。ソロの人形も出てきたしSWの謎プッシュ。ではその代わり、何ができるのかというと、大人子どもにかかわらずそれぞれの人の情報をめっちゃ持ってます。むかし何が欲しかったのか知ってたり、秘密を知ってたりね。そして、世界一のおもちゃ技師を名乗っている通り、あらゆるところからおもちゃを生み出せます。まぁこれは…使い道は無いわな。

 個人情報のシーンはめっちゃニヤニヤしちゃいますよ、なんたって警察だとかウェイトレスがどんどん驚愕顔になるんですもん、しかもストーカーと疑うにはあまりにも秘密の情報だったり幼少期の出来事なので信じるしかないですからね。

  それにしてもカート・ラッセルのサンタがハマりすぎている!でっかくて白い髭でホーホー言ってるサンタとはちょっと違うのですが、上記の”現実に即したファンタジー”においてはこの上ないくらいピッタリって感じです。

 

 上質ファンタジーでクリスマスな一作、最高でした!