新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

それは、動く密室内で起きたパンデミック

新感染 ファイナル・エクスプレス(字幕版)

 

新感染 ファイナル・エクスプレス」(原題 부산행) 主演コン・ユ

 

あらすじ

 仕事に熱中し、家族を顧みなかった男ソグはある日、娘と共にプサンへと向かう新幹線に乗り込む。しかし、時を同じくして韓国全土で謎の暴動…パンデミックが巻き起こっていた。新幹線の中にも感染者がいたため、増え続け、荒れ果てる車内。はたして、ソグの、乗客の運命は。

概要

 韓国発のゾンビ・パンデミック映画「新感染」です。今まで韓国映画というとNetflixオリジナルの「オクジャ」しか見た事が無かった僕ですが、妹に薦められ、さらに同じタイミングで職場の人にも薦められたためちょっと気になっておりました。そんな時、この作品もNetflixで配信開始され、これはラッキーとばかりに視聴に至りました。

 今作は韓国には珍しい(と思う)ゾンビ映画でありながら、高い評価を得ており、アニメ外伝やノベライズだけでなく、ハリウッドリメイクや続編の製作も決定しているという人気っぷりです。

個性豊かな乗客

 今作では密室空間という特性上、車内にいた人物が敵であり、味方でもあります。そのため、乗車している人々は皆個性豊かで、野球部の一団であったり、仲良し老姉妹だったりと印象的です。印象的であるからこそ、冒頭30分しかない安全な時間にしっかりとキャラクターが描かれています。

 

ソグ

 主人公であるソグですが、初め嫌なキャラクターとして仕上がっています。パニックが起きている世界なので当然っちゃ当然なのですが、娘と自分の安全の為なら周りの事なんかどうでもいいってキャラクターですね。上述した通り当然な気もしますが、この正確は他の乗客だけでなく、娘のスアンにまで怒られます。

 

サンファ

 超主人公です。妊婦の妻と共に乗車したサンファ、見た目はチャラい小太りのおっさんなのですが、めちゃくちゃかっこいいキャラクターとして描かれています。彼がいたからこそ、彼と関わったキャラクターがヒロイックに目覚め、結束されてゆきます。その過程が丁寧に描かれているのが今作の魅力であり、熱中できる要素となっています。

 

ヨンソク

 ヨンソクは今作でかなり重要なキャラクターです。

「なんやこのおっさん腹立つな~」

と思ったらそれがヨンソクです(笑)

 ヨンソクはいわばサンファに出会わなかったソグ。最後まで思いやりを持つことが出来なかったソグのポジションとして登場します。所謂卑怯なヴィランなのですが、彼がいることで、物語は転がり、主人公たちの正義が輝くのです。でも腹立つ。

 

誰が感染してもおかしくない描き方。結末へ期待が高まる。

 ゾンビ映画全体の特徴ともいえますが、やはりこういった作品では主人公補正が少なければ少ないほど見ごたえがあります。今作も残ると思ったキャラクターが思ったより早く消えたりと、いつ誰が感染してもおかしくない描き方で描かれています。そもそも、プサンに着けば安全なのかすらも不明ですからね。道中が面白いだけあって、結末への期待をどんどん高めることができるのも今作の魅力ですね。

 

まとめ

 ゾンビ映画として丁寧に描かれ、評判が良かったのも納得の一作。ただ、細かいことを言うと噛まれたらすぐに襲われるって分かっているはずなのに、

「感染しているのか?」

って疑心暗鬼になるのは無理がありましたね(笑)

 ということで、がっつり楽しめるゾンビ映画でした!