新米の一歩目

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【名作】今こそ見てほしい、無謀が引き起こす奇跡【フィールド・オブ・ドリームス】

フィールド・オブ・ドリームス (字幕版)

 

フィールド・オブ・ドリームス」(原題 Field of Dreams) 主演 ケヴィン・コスナー

 

 

あらすじ

「それを作れば 彼は来る」…ある日、レイは自分のトウモロコシ畑でそんな声を聞いた。天啓なのか、幻聴なのか。レイは声に従うまま、声に従ってトウモロコシ畑を潰し、野球場を建設した。やがて、球場には死亡したはずの野球選手シューレスジョー・ジャクソンが現れた。

 

概要

 「ストリート・オブ・ファイヤー」に続いて世のお父さん世代の心を突き刺す名作「フィールド・オブ・ドリームス」です。実は、僕はかつてこの作品を見た事があります。多分高校生の頃かな。その時に今作にグッと心を掴まれ、僕の好きな映画トップ10には確実に入る一作となりました。おすすめのヒューマン映画を聞かれた時には必ずこれを挙げます。

 そんな本作のテーマは”野球”。球場を建てた事でかつての英雄が現れるという話です。野球がメジャーな国から高い評価を受けた1作ですが、野球に詳しくなくても100%楽しめる作品となっています。僕も詳しくないし。

 

ヒーロー”シューレスジョー・ジャクソン

 レイの球場に初めて訪れる選手はシューレスジョー・ジャクソンと呼ばれる人物。レイが喧嘩別れしてしまい後悔している彼の父の憧れの選手であったり、彼が他の選手を連れてきたりと、重要な人物でもあります。

アメリカンブリキ看板 シューレス・ジョー 名語録

 

   そんなシューレスジョー・ジャクソン。自分の持っていたスパイクのサイズが合わず、裸足で試合に出たことがあるため”シューレス”という逸話が生まれた彼は、ある後悔を抱えていた為に球場に現れました。その後悔とは”もっと野球がしたかった”というもの。ジョーは「悲運の8人」と呼ばれた人物たちの一人でもあるのです。

 

ブラックソックス事件

 「悲運の8人」が生まれたのはブラックソックス事件という事件がきっかけです。ブラックソックス事件とはいわば八百長疑惑。元々低賃金でプレイさせられていたホワイト・ソックスのメンバーが八百長に関与していたことが判明し、刑事責任は問われなかったものの、メジャーリーグを永久追放されてしまったというこの事件により、ジョーは後悔したまま球界から去ったのです。

 

 

後悔を癒す物語

 「後悔」という言葉を何度か使っていますが、それは今作がそもそも、”後悔を癒す”物語であるからです。

 後悔というものは厄介ですよね。喜びなんてものは思い出としてしか残らないのに、後悔はその時の感情までも引きずります。今作に登場する人物もまた、それが亡くなった選手か生きている人間かに関わらず、それなりに後悔を抱えています。特に、ムーンライト・グラハムという”打席なし”という成績のままメジャーリーグでの経歴を終えた選手の後悔が開放される瞬間は本当に見ものです。満足げな表情がまたね。泣ける。

 

 

物語を彩る言葉

 

 今作の魅力として、言葉選びの美しさというものがあげられます。もちろん、日本語字幕なので、少しずつ意味合いが変わってきているのかもしれないですけれど、それでもやっぱり今作を彩っている事には変わりありません。

 やっぱり一番メインであげられるのは今作の代名詞でもある「それを作れば、彼は来る」でしょうか。しかし、これは英語のままの方が美しいですね。「If you build it, He will come」が英語。

 その他には作家テレンスの「金はあるが、心の平和はないのだ」や。「手で払いのける程濃い思い出が蘇る」。なんてのもじわぁっと心に沁みます。

 

まとめ

 正直な話、僕の思い出の中では今作の主題は”願いは叶う”とか”諦めないこと”とかでした。多分レイが破産しそうになりつつも球場を捨てなかったからですね。しかし、今一度見返すとそれは主題ではなく、上述した後悔を癒すというか、心を救う物語といった方が主題でした。まぁどちらにしても名作であることには変わりないし、物語を知っていてもやっぱり感動できる作品なんですけどね。

 そして奥さんであるアニーがめっちゃ理解ある人だったのも思い出とのギャップ。アニーと娘のカリンがレイの味方っていうのはレイにとっても大きな心の支えでした。一緒の夢を見たシーンはぞわっとしました。

 今見てもやっぱり名作は感動できる一本でした!

 

 

シューレス・ジョー (文春文庫)

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